『漢書』藝文志に「莊子五十二篇」とある。しかし現在の『莊子』はすべて33篇で,これは晉の郭象(252?-312)が注釈を作るにあたって確定したテキストである。
全体は三部に分けられ,「内篇」(7篇),「外篇」(15篇)「雜篇」(11篇)という名称が与えられている。
このうち「内篇」の「逍遥遊篇」と「齊物論篇」は,莊子自身の思想の核心を述べた最も重要な篇だと考えられている。
→〈『莊子』のテキスト〉の全文
中国語の音節の一覧表。
横軸に「声母」(子音)が,縦軸に韻母(母音)が並び,その交点で音節を示す。
(日本語の「五十音図」と同じ構造。)
声母は36種。「唇音」「喉音」など調音部位によって分類されている。
韻母は大きく四段に別けられ『廣韻』(206韻)の〈平声〉〈上声〉〈去声〉〈入声〉に対応する。
韻母は,たとえば,東(平)・董(上)・送(去)・屋(入)のように並ぶ。
→〈『韻鏡』の概略〉の全文
『切韻』の体系にもとづく韻書で,現存する
→〈『広韻』(『大宋重修広韻』)〉の全文
『論語』には「詩」に言及した章が多い。
→〈『論語』に見える「詩」〉の全文