アンソニー・コリンズ指揮のシベリウス交響曲第3番
第3楽章にカットや変更が⋯⋯
第3楽章の開始部に変更がある。
・31小節〜34小節の4小節が丸ごとカットされている。
・25小節〜27小節の第1ヴァイオリンのスタカートの3連符をカットしている。旧版(ROBERT LIENAU)に「Vl.I tacet ad lib. - 3Takte.」とあるので、これに従ったのか。
・続く29小節以下の第1ヴァイオリンの同じ音形も省略している。
演奏は、全体を通して贅肉のない辛口の演奏である。テンポが早く、強烈なティンパニの打撃や勇壮なホルンなど、聞き応えじゅうぶんである。
アンソニー・コリンズ指揮、ロンドン交響楽団(BEULAH, 3PD8)1954年の録音。