セーゲルスタム指揮のシベリウス交響曲第3番

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このCDの残念な点は⋯⋯

時に、楽譜を見ないと絶対に気づかないことがある。
交響曲第3番の第1楽章冒頭のメロディーは二分休符から始まる。一般的なテンポの演奏なら,休符は1秒ほどに相当する。
sibelius3-1.png
しかし、このCDには冒頭の休符が欠けている。再生機の「Play」をクリックすると、いきなり3拍目の十六分音符の低弦の旋律が始まる。妥協して計測しても、無音状態は四分休符ほどしかない。
演奏も録音も素晴らしいので、楽譜通りに仕上がっていないのがほんとうに残念である。

レイフ・セーゲルスタム指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団(ONDINE, ODE 1035-2)2004年の録音。

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このページは、彭祖老師が2016年8月22日 16:09に書いたブログ記事です。

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